2012年3月アーカイブ

本日は、チリの赤ワイン『インドミタ グラン・レゼルバ ピノ・ノワール 2010』をトライです。

■インドミタ グラン・レゼルバ ピノ・ノワール 2010(INDOMITA GRAN RESERVA PINOT NOIR)とは?

インドミタは2001年に設立された新進気鋭のワイナリー、チリで今注目の産地。今回のグラン レゼルバは、全て手摘みの収穫で、マイヴァーレ産品種で赤ワインはつくられています。

グラン レゼルバ ピノ・ノワールは、煮詰めたイチゴジャムを思わせ、香りが心地よく拡がる華やかな赤ワインだとか。

120331_INDOMITA_GRAN_RESERVA_PINOT_NOIR_2010_01.JPG

・原産国: チリ/カサブランカヴァレー

・格付け: ***
 
・ぶどう品種: ピノ・ノワール

・ヴィンテージ: 2010

・タイプ: ミディアムボディー

・生産者: ***

■さて、お味は?

濃厚なベリー系の香り。重みと深みをかんじさせる果実香に少し驚き。2010年ヴィンテージとは思えない、熟成香もあり、燻し香・樽香が香りに膨らみを与えています。フルーティーだが、ただ、甘いだけのワインとは一線を画します。

口当たりは実にソフトで滑らかな、ベリー系の味わいとスッキリとした余韻が口の中に現れます。味わいに奥行きは感じないまでも、繊細さとエレガンスさが発揮されており、気難しいピノ・ノーワルがチリで花開いています。

この「滑らかさ」で、この価格信じられません。さらに、驚くのが、一晩・二晩経過しても、その持ち味が維持されてることです。抜栓からスグに惜しく飲めて、2晩キープされるのは驚きです。

120331_INDOMITA_GRAN_RESERVA_PINOT_NOIR_2010_02.JPG

■気になるコストパフォーマンスは?

120331_INDOMITA_GRAN_RESERVA_PINOT_NOIR_2010_03.JPG

チリのピノ・ノワール。ピノ・ノワールは気難しいセパージュ、正直、1000円級のピノワインに期待するのは無謀と思っていました。
が、このチリのグラン・レゼルバは、嬉しい誤算で、固定観念を打ち砕きます。このワインはお試しの価値ありです!

880円で、これだけのピノ・ノワールを産み出すチリのポテンシャルにも感服します

インドミタ グラン・レゼルバ ピノ・ノワール 2010:
  購入価格:880円

・香り:
 ★★★★★
・味わい:
 ★★★★☆
・コストパフォーマンス:
 ★★★★☆


これにて、本日のワイン探求、チリの赤ワイン『インドミタ グラン・レゼルバ ピノ・ノワール 2010』は終了です。





本日は、イタリア トスカーナの赤ワイン『キャンティ ロッジャ・デル・コンテ 2010』をトライです。

■キャンティ ロッジャ・デル・コンテ 2010(CHIANTI Loggia del Conte)とは?

レ キャンティジャーネ生産者協同組合は、高品質のトスカーナワインを生産することを目的とし、キャンティ地区では最初の協同組合として1975年に設立。

年間17000トンのぶどう生産、自社ぶどうのみを使用し全て組合が所有する5つのワイナリーで醸造することで、組合というスケールメリットで低価格で高品質なワインを生産しています。

120324_CHIANTI_Loggia_del_Conte_2010_01.JPG

・原産国: イタリア トスカーナ

・格付け: DOCGキャンティ
 
・ぶどう品種: サンジョベーゼ(90%)、カナイオーロ・ネロ(10%)

・ヴィンテージ: 2010

・タイプ: ミディアムボディー 辛口

・生産者: レ キャンティジャーネ


■さて、お味は?

120324_CHIANTI_Loggia_del_Conte_2010_02.JPG

果実香は淡いスミレ。トスカーナワインらしく、フルーティーさは控えめ。全体的にサッパリした香りでフレッシュさを感じます。

口に含んでも、同様の印象で、主張するような味わいは現れず、酸味がもたらす清涼感が余韻になる程度。

料理との相性に気を使う必要はなさそう。すっきりとしていて、グイグイいけるワイン。少し冷やして飲むのが良さそう。空気と馴染ませると、カドがとれるが、香りの拡がりは期待できない。


■気になるコストパフォーマンスは?

120324_CHIANTI_Loggia_del_Conte_2010_03.JPG

リーズナブルなイタリアのキャンティワイン。2010年モノで、フレッシュ。

サッパリとした爽快感で、グイグイといけますが、取り立てた良さを見つけられないのも事実。イタリアワインの実力はこんなものではないはず。飲み頃は、まだ先かな。。。

キャンティ ロッジャ・デル・コンテ 2010:
  購入価格:880円(特売:598円)

・香り:
 ★★☆☆☆
・味わい:
 ★★☆☆☆
・コストパフォーマンス:
 ★★☆☆☆

これにて、本日のワイン探求、イタリア トスカーナの赤ワイン『キャンティ ロッジャ・デル・コンテ 2010』は終了です。



本日は、フランス ボルドーの赤ワイン『ヴィルフォンテーヌ・ボルドー 2009』をトライです。

■ヴィルフォンテーヌ・ボルドー 2009(VILLEFONTAINE BORDEUAX)とは?

メルロー主体で造られており、赤果実の華やかな香りやとても柔らかなタンニンが魅力。 大変バランスよく、親しみやすい味わいはデイリーに最適。

このワインを造るメゾン・ブエイは5大陸60カ国に輸出、国際線にワインを供給するなど、ボルドー屈指の大手メーカー。

120323_VILLEFONTAINE_BORDEUAX_2009_01.JPG

・原産国: フランス ボルドー

・格付け: AOCボルドー
 
・ぶどう品種: メルロー80% 、カベルネソーヴィニヨン20%

・ヴィンテージ: 2009

・タイプ: ミディアム・ライトボディー 辛口

・生産者: メゾン・ブエイ

■さて、お味は?

120323_VILLEFONTAINE_BORDEUAX_2009_02.JPG

酸味を含むカシス系の香り。2009ヴィンテージゆえ、熟成香はなく、フレッシュな果実香。

全体的に若さを感じさせるが、スッキリとした飲み口。それほど、強くないタンニンだが、味わいは弱めの為、強調されて感じる。風味も余韻もあまりないが、よく言えば、サッパリとした爽快感がある。

一方で、抜栓後、何日も経過したような、気の抜けた感もある。
メルロー主体の爽やかさは感じるが、680円でボルドーにコスパを求めるのは厳しい。。。料理の邪魔にはならないので、マリアージュを考え込まずにセレクトできるは嬉しい。


■気になるコストパフォーマンスは?

120323_VILLEFONTAINE_BORDEUAX_2009_03.JPG

680円のボルドー。これまでも、なかなかこの価格帯で、「当り」のボルドーには出会えません。「ボルドー」の名を冠することだけに価値を見出しているものも見受けられますよね。

実に難しいのがロープライス ボルドーです。今回のボルドーは悪くはないですが、チリ・ポルトガル・スペインには、ベターなワインが沢山あります。フランス ボルドーに拘らないなら、積極的に選ぶ価値はあまりないかな。。。

ヴィルフォンテーヌ・ボルドー 2009:
  購入価格:680円

・香り:
 ★★☆☆☆
・味わい:
 ★☆☆☆☆
・コストパフォーマンス:
 ★★☆☆☆


これにて、本日のワイン探求、フランス ボルドーの赤ワイン『ヴィルフォンテーヌ・ボルドー 2009』は終了です。


■楽天 ワイン 売り上げベスト3

本日は、ポルトガルの赤ワイン『バルコ・ネグロ・ドウロ 2007』をトライです。

■バルコ・ネグロ・ドウロ 2007(Barco Negro DOURO) とは?

世界遺産指定、屈指の高級ワイン産地「ドウロ」で生まれるスティルワインです。ポルトガルと言えば、ポートワインですが、スティルワインも見逃せません。世界中の可能性の高い産地にも挑戦しており、ドウロ渓谷の潜在力に注目したフランソワ・リュルトンがバルコ・ネグロもプロデュースしています。

地元の固有品種を3種類ブレンドして造られ、ボルドーの技術が惜しみなく投入されていながら、ポートワインに負けない深いコクはドウロならではのもの。

120311_BarcoNegroDOURO_2007_01.JPG

・原産国: ポルトガル ドウロ

・格付け: DOP ドウロ
 
・ぶどう品種: ティンタ・ロリーズ(30%)、トゥーリガ・フランカ(30%)、トゥーリガ・ナシオナル(40%)

・ヴィンテージ: 2007

・タイプ: ミディアム・フルボディー 辛口

・生産者:ジャック・フランソワ・リュルトン

■さて、お味は?

120311_BarcoNegroDOURO_2007_02.JPG

ポルトガルワインらいしい。ベリー系のフルーティーで豊潤な香りで、やわらかな酸味もわずかに感じます。

口に含むと、タンニンはやわらかで、軽やかな味わい。余韻はそれほどだが、果実香がさわやかな甘味の後味として現われます。酸味と渋味はバランスがとれている。が、全体に。薄さを思わせる軽めな味わいで、もう少し「凝縮感」が欲しいかな。。また、フルーティーな甘味の余韻が長すぎて、甘ったるさが気になる人には気になるかも。。。

■気になるコストパフォーマンスは?

120311_BarcoNegroDOURO_2007_03.JPG

このワイン、香り、酸味と渋味、滑らかさとコクなど、全体のバランスは非常に調和のとれたワインでGoodですが、少々薄さが気になり、もう一歩と主張が欲しいところです。1280円だと、価格相当かな。

但し、ポルトガルワインらしい、果実香と甘味は豊かで女性向けのワインに仕上がっています。

バルコ・ネグロ・ドウロ 2007:
  購入価格:1280円

・香り:
 ★★★☆☆
・味わい:
 ★★☆☆☆
・コストパフォーマンス:
 ★★★☆☆

これにて、本日のワイン探求、ポルトガルの赤ワイン『バルコ・ネグロ・ドウロ 2007』は終了です。






本日は、チリの赤ワイン『アナーネ カベルネソーヴィニヨン 2010』をトライです。

■アナーネ カベルネソーヴィニヨン 2010(Anane CABERNET SAUVIGNON)とは?
チリ・マウレヴァレーで、4世代・100年以上にわたって伝えられたぶどう栽培を、レナートゲルラ親子が引き継いでいます。マウレヴァレーのなかでも高低差の激しい土地で大きな石が運ばれたっぷりのミネラルを含むワインを創り出しています。

 120303_Anane CABERNET SAUVIGNON_2010_01.JPG

・原産国: チリ マウレー・ヴァレー

・格付け: ***
 
・ぶどう品種:カベルネソーヴィニヨン

・ヴィンテージ: 2010

・タイプ:辛口 ライト・ミディアム

■さて、お味は?
120303_Anane CABERNET SAUVIGNON_2010_02.JPG

抜栓すぐから、カシスのフルーティーな香りが溢れだし、ほのかな酸味も感じます。
口に含むと、弱めのタンニンで、溢れ出すフルーティーさもどこかに消えさってしまうようで、余韻を感じさせない。やんわりとした酸味があるが、'キレ'ではなく、全体にまろやかな味わい。味わいに奥行きはなか、表面的な味わいに留まります。

但し、クセのない、飲み易さで、好みに左右されない、なめらかな味わいにも好感が持てます。但し、後味は甘味がたっぷり過ぎで、もう少しキレが欲しいです。低価格帯のデイリーワインとして捉えると、少し 飲み飽きるかな? という印象。

■気になるコストパフォーマンスは?
120303_Anane CABERNET SAUVIGNON_2010_03.JPG

このワインは、世間でもかなり出回っており、その呑み易さから、レストランでもグラス・ボトルで提供されているようで、人気の表れのようです。レストランだと、3-4倍の価格になっているようです。

レストランでの使われ方からも言えますが、1000円以下級ワインで。チリワインのコストパフォーマンスの良さは秀逸です。チリ?と思わず、選択肢にいれてみては。

アナーネ カベルネソーヴィニヨン 2010:
  購入価格:598円

・香り:
 ★★★☆☆
・味わい:
 ★★★☆☆
・コストパフォーマンス:
 ★★★☆☆

これにて、本日のワイン探求、チリの赤ワイン『アナーネ カベルネソーヴィニヨン 2010』は終了です。






このアーカイブについて

このページには、2012年3月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年2月です。

次のアーカイブは2012年4月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。