自宅サーバリニューアル作戦(3)超低消費電力intel ATOM

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自宅サーバ リニューアルに向けて、前回(その2)OSはCentOS(Community ENTerprise Operating System)に決定。
今回は、自宅サーバのH/W(ハードウェア)選定を進めます。

■基本的な考え
「自宅サーバリニューアル作戦(その1)」で記載しているように、今回のリニューアルではマザーボード・CPU類も大幅に手を入れていきます。ずばり、要件は「安い電気代(低消費電力)」「安定動作」「安い」です。2点目の安定動作は高級なサーバ用の部品を使うのが一番でしょうが、3番目の台所事情もあり、正直、何を選んでよいのかわかりません。OSとの相性みたいなものもありますし。

今回は、マザーボード・CPU・メモリ・HDDを新調します。ケース・キーボード・電源は流用します。電源は安定動作させる上で最重要アイテムですが、1年前に旧電源が不良になり新調しているので今回は流用とします。

■低消費電力に向けて市場調査
実は最近、あまりCPUやらマザーボードの動向を真剣にウォッチングしていませんでした。
ので、まずは市場動向を調査。やはり、省エネの時代、一昔に比べるとCPUの低消費電力化が注目されているようですね。パソコンの消費電力の中で一番の消費量を占めるのがCPUですから(一般的に)、この動向もうなづけます。

とはいえ、これまでのCeleron700MHzはTDP 18.3Wと消費電力がとても低いので、これと比べるとさすがに性能UPしているとはいえ、消費電力が大きいです。
Wab公開の自宅サーバなので、はっきりいってCPU性能はいらないのですが。。。
(昔のCPUに対する、マザーボードが今時ないのがつらい。。。)

■intel ATOM
へー、こんなのがあるのか・・・。しかも、Intelではないか!
驚いた、「Atom」ってのがある、しかも、結構盛り上がっている!知らなかった・・・。

<ATOMとは>
Atom(アトム)は、インテルが開発製造するマイクロプロセッサで、LPIAと呼ばれる低消費電力でIA-32命令セットアーキテクチャに基づくカテゴリの製品。LPIA製品としてマイクロアーキテクチャから新規に開発された初めての製品。

約4,700万個のトランジスタにより構成されており、これは現在のインテルのIA-32プロセッサの中では最も少ない。ダイサイズ25平方mm未満であり、インテル史上最小のx86プロセッサとして登場した。製造にはリーク電流低減に有効とされるハフニウム注入によるHigh-k(高誘電率)ゲート絶縁膜とメタルゲートによる45nmプロセスルールが採用されるなど省電力化が徹底されており、インテルのCPU史上最も低い動作電圧で動作

電圧を高くすることで当面最大で1.8GHz程度の動作周波数を予定し、それに応じてTDPは0.6から2.5W程度と抑制される

■Intel ATOM + CentOS
こんなに、私の希望に合致するマザーボードがIntelから出ていたとは・・・。
かつては、自宅サーバなんてのは極めて希少な人種が趣味で立ち上げるぐらいでしたが、昨今のITの当たり前化で自宅サーバのユーザも拡がり、「ATOMで静音サーバを」というの流れなのでしょうか?

ATOMはCPUがマザーボードの基盤に組みつけられているので交換不能ですが、CPU付きのマザーボードで実売1万円と価格も安いのでGoodです。

問題は、ATOMは各ベンダーから何種類か販売されているのですが、基本はどれも同じで、CentOSで、NICのドライバがうまく動かないようです。が、解決することはできるようなので、ここはトライアルということで、ATOMに決定!

■マザーボードの選定:GIGABYTE「GA-GC230D」
自宅サーバのマザーボードではありませんが、ここ最近、立て続けにマザーボードのコンデンサーに液漏れが発生。ATOMのマザーボードはそれほど選択の余地がありませんが、良質なコンデンサーをキーワードに選定。

GIGABYTE「GA-GC230D」に決定!長寿命コンデンサーらしく、Goodです。

<GIGABYTE「GA-GC230D」>
搭載済みCPUが「Atom N230(1.6GHz)」、チップセットがIntel 945GC+ICH7という構成。また、拡張スロットがPCI×1で、オンボードデバイスとしてVGA、LAN、SATA×2、IDE×1、5.1chサウンドを搭載

ギガバイト独自の品質規格Ultra Durableに対応。エネルギー損失の少ない高効率なフェライトコア(コイル)、耐久性に優れた日本メーカ製の耐久性固体コンデンサの採用により、発熱を16%抑え、エネルギー損失を25%低減し、コンデンサの寿命を6倍(動作温度65℃にて使用した場合)も長い耐久性を実現。

■その他アイテム (メモリ・HDD)メモリはメジャーブランドの1GBを購入!

HDDも迷うところですが、初代自宅サーバではMAXTORの普通のハードディスクを4年間使用していましたが、特にトラブルはありませんでした。ネットで賛否ありますが、意外と連続稼動だと不良は発生しにくいのでしょうかね?

HDDはメーカの公表値(故障率)からでは判断しずらいので、お店に行って、低消費電力の観点と店員さんの評判から、HITACHI製を選択。

これにて、新自宅サーバのハードウェアも決定!
Linux CentOS + 超低消費電力 intel ATOMでいざサーバ構築へ。


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このページは、Ndidが2008年12月20日 23:59に書いたブログ記事です。

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