2006年6月アーカイブ

警視庁は29日、東京都世田谷区で昨年6月に起きたひき逃げ事件を巡り、神奈川県相模原市の塗装工の男性(27)を誤認逮捕したと発表した。男性は起訴され、約10カ月拘置された。別の男が犯行を認めたことから誤認逮捕が発覚。東京地検は今月8日男性を釈放、警視庁とともに謝罪した。

警視庁交通捜査課は29日、ひき逃げを認めた住所不定、無職、榎本智久容疑者(21)を危険運転致傷、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕。公判で男性がひき逃げの犯人だと偽証したなどとして、同、同、菅野北斗容疑者(21)を犯人隠避と偽証の疑いで逮捕した。乗用車は榎本容疑者が無免許で運転、菅野容疑者が同乗していたという。

両容疑者と男性は遊び仲間。菅野容疑者は「榎本容疑者をかばおうととっさにウソを言った」と供述しているという。事件は2005年6月27日未明、世田谷区用賀の国道246号交差点で発生。信号無視でパトカーに追跡されていた乗用車が、新聞配達員(26)のバイクをはね、逃走した。配達員は3カ月の重傷。(6/29@日本経済新聞)

ひき逃げ事件で、誤認逮捕が発生したようです。地検・警視庁から「謝罪」があったようですが、被疑者(誤認逮捕された方)にとっては、10ヶ月間に渡り当然の自由を奪われた事は勿論、「世間からの目」も甚大なる苦悩であったに違いないでしょう。

それにしても、「容疑者をかばう偽証が罪無き人を一時的に犯罪者扱いした」警察の捜査の妥当性に疑問を抱かずにはいられません。もし、これが自分だったらと考えると怒りにも似た感情になってしまいますね。。。

サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会で22日、日本は当地で前回大会優勝のブラジルとの1次リーグ最終戦に臨み、1―4で完敗した。日本は1勝もできずに1次リーグF組最下位に終わり、決勝トーナメント進出を逃した。

4年前の日韓大会後に就任したジーコ監督は、規律を重んじた前任者のトルシエ氏から方針を転換。選手にピッチの上での自由を与え、それぞれの判断を重んじるチームづくりをしてきた。「無策」との批判もあったが、2004年のアジアカップで接戦の連続を制して頂点に立ち、昨年のコンフェデレーションズカップではブラジルと引き分ける好試合を演じた。W杯予選も苦しみながらも勝ち抜いた。

今大会は、決勝トーナメント一回戦で敗退した前回以上の成績が期待された。初戦でオーストラリアに1―3で逆転負けし、クロアチアとは0―0の引き分け。ブラジル戦は「全員が戦う準備をしてくれ」と、選手にも先発メンバーを直前まで告げない背水の陣で臨んだが、自らがかつてスター選手として君臨したサッカー王国に、力の差をみせつけられた。

ジーコ監督は今大会で退任する。試合後は「努力はしたが、致し方のない結果になってしまった。サッカーの世界は厳しい。日本はこれからも成長しなければならない」と話した。(6/25@日本経済新聞)

日本のワールドカップが終わってしまいました・・・。サッカーはド素人ですが、「もうちょっと!」と思えるような惜しい試合が多かっただけに、残念になりませんが、やはり、世界最高の舞台での勝負に見られる厳しさとその中での感動を得たワールドカップでした。

次の「監督」に注目が向かうのもしかたありませんが、まずは選手の皆さん、ご苦労様&ありがとう。

19日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米国の富豪ロナルド・ローダーさんがオーストリアの画家、グスタフ・クリムト(1862―1918年)の代表作の1つである肖像画「アデーレ・ブロッホ・バウアーI」を1億3500万ドル(約155億円)で購入したと報じた。

これまで1枚の絵画に支払われた金額としては、ピカソの「パイプを持つ少年」が2004年にサザビーズで落札された際の約1億410万ドルが史上最高額とされていたが、今回のクリムト作品はこれを上回ったという。

ローダーさんは化粧品事業で財をなした富豪で、自らが創設者の1人である美術館「ノイエ・ギャラリー」(ニューヨーク市)のために、この作品を購入した。作品はクリムトが1907年、ウィーンの社交界で活躍したブロッホ・バウアー夫人を描いた肖像画で、金箔が施された美しい作品。第2次大戦中にナチスが没収し、その所有権をめぐってブロッホ・バウアー一族とオーストリア政府との間で長く係争が続いていたが、今年、一族に引き渡された。(6/19@日本経済新聞)

「お金はある所にはある」というこでしょう、クリムト作品が155億円で落札され、絵画史上最高値を更新したようです。歴代のピカソーの最高値を大幅に超えたようです。
それにしても、クリムトとは誰?芸術分野に明るくない私が知らないだけ有名な画家さんなのでしょうね。
ピカソ・ゴッホ・ルノーアールぐらいの有名人はさすが知っていますが、クリムトさんは初耳でした。

昨今のオークション価格は、真の技術的価値以外にも様々な要素が含まれるので、「有名」だけで価値は決まらないと思いますが、それにしても、どちら様なのでしょうか?ネットで検索してみて、代表作等を見ましたが、やはりピンときません。

無知とは怖ろしいもので、仮にこの作品を、町の骨董屋さんで私が見かけても目にすら入らなかったでしょう。。。

マイクロソフトのビル・ゲイツ会長(50)は15日に記者会見し、2008年7月をメドに同社の日常業務から身を引き、同氏が運営する財団法人の運営に専念すると発表した。会長職は継続して保持するが非常勤になる。兼務していた製品開発の責任者「チーフ・ソフトウエア・アーキテクト」の肩書は同日付でレイ・オジー最高技術責任者(CTO=50)に譲った。

ゲイツ氏は会見で「マイクロソフトは現在、業績と技術面で創業以来で最も強い時期にあり、(世代)交代を進めるのに良いタイミングだ」と語った。バルマーCEOは「今後も世界中から優秀な人材を登用して」成長を続けるとした。(6/16@日本経済新聞)

世界一のお金持ちでもある、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏の事実上の2008年引退表明が発表になったようです。これだけの規模になると、トップの一人が退いたとしても、企業としての影響はあまり無いのかもしれませんが、同氏の企業イメージは相当あるので、この点ので影響は大きいかもしれません?

ビル・ゲイツ氏曰く「創業以来で最も強いこの時期に世代交代を!」との真意はよくわかりませんが、アップル社のように、傾いた時に「カリスマ スティーブ・ジョブス氏の投入」とは、違うということを示唆しているのでしょうか。難しいところですが、変化が激しいIT業界において、トップが君臨し続けるのは、好ましくないという見方もあるかもしれませんし、ひょっとすると、何某の制約を迎える上での布石なだけかもしれませんね。

トヨタ自動車は13日、植物原料のエタノールで走る乗用車の投入など環境車戦略を発表した。エタノール車は来春にもブラジルで発売し、米国での販売も検討する。ハイブリッド車も2010年代初めをメドに現在の7車種から倍増。欧米勢に後れを取っていたエタノール車に取り組むとともに、先行するハイブリッド車を強化し、環境技術を武器にした販売拡大策を鮮明にする。

開発するエタノール車はサトウキビなどから作るアルコールの一種のエタノールとガソリンの両方を燃料にし、エタノールだけでも走行することができる。ブラジルで生産する小型車「カローラ」にエタノール車を設定する案が有力。エタノールの特性に合わせた燃焼制御技術などを開発する。

サトウキビ産地のブラジルではエタノールの価格がガソリンより安く、05年の新車販売台数百70万の過半がエタノール対応車。米国でも政府が原油依存度を下げるためにエタノール使用を増やす方針を打ち出し、米ゼネラル・モーターズ(GM)は07年に北米で約40万台のエタノール車を販売する計画だ。(6/13@日本経済新聞)

自動車の次世代燃焼として、燃料電池車両や水素エンジンの燃料源に「水素」がありますが、車両開発よりも、インフラ(水素スタンド)の整備が課題とされているようです。その中で、中期的な燃料としてエタノールが注目されているようで、王者トヨタの戦略発表にも登場したようです。

環境問題は言うに及ばず、自動車産業の最重要問題でありますが、昨今の原油高騰による、お財布への影響も甚大です。エタノールならば、既存のガソリンスタンド転用により、インフラ整備もわりと容易と思われますね。実際の「走り」はどの程度なのか興味深いですが、最近のハイブリッド車がそうであるように、意外に早く浸透するかもしれません。

日本で、エタノール車両を目にするのは、まだ先になりそうですが、脅威の燃費?を誇るロータリーオーナーとしては、燃費(ランニングコスト)には注目がわきます。。。

サッカーの第18回ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は12日、1次リーグF組の日本が当地のフリッツ・ワルター競技場でオーストラリアと対戦、1―3と逆転負けした。26分、中村俊輔(セルティック)のゴール前に浮かせた球が、競り合う選手の上を通過する幸運な先制点。日本は前半を1―0で折り返したが、84分にケーヒルの同点ゴールを許すと終了間際にケーヒル、アロイジと立て続けに得点された。

日本は18日にクロアチア、22日にブラジルと対戦する。大敗発進で、前回大会に続く決勝トーナメント進出が厳しくなった。(6/12@日本経済新聞)

世界の祭典「ワールドカップ」の日本第一戦が始まりました。日本は、先制点を取り、前半を折り返し、このまま緒戦を勝利で!と思いましたが、まさかの、終了間もなくに怒涛の反撃にあり結果1−3。。。
決勝トーナメントへの進出は難しくなってしまいましたが、ワールドカップというサッカー最高の舞台での日本選手そして日本サッカーを一戦一戦楽しみましょう。
でも、ワールドベースボールクラシックの時のように、日本の快進撃にも、やはり望みを。。。次はクロアチアだ!

岐阜県可児市にある「花フェスタ記念公園」に行ってきました。(6/10)
6/25まで「世界一のバラ園春まつり」が開催されいます。

■花フェスタ記念公園
花博の跡地に作られた花と緑のテーマパークで一年を通じて、季節ごとの花や緑が楽しめます。また、春の行楽シーズンにあわせ、期間中の週末を中心に子ども達に人気のキャラクターショーや家族揃って楽しめるコンサートなどのイベントが開催されます。無料駐車場も1500台完備されており、天気の良い日にふらっと訪ねるのに適しており、名古屋から車で一時間程度とちょっとしたドライブにも良いと思います。
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■ばら園
園内の植栽品種数は、7000品種・61000株のバラで世界一を誇っています。また、。「バラのテーマガーデン」には、日本の皇室と世界の王室にちなんだ名前の品種を集めたコーナーや、県産の「ブルーヘブン」など、青いバラをテーマにした一角もあります。
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■バラのかまくら?
バラでアーチ上のかまくらが作られています。中に入ると、まるで自分がバラに埋もれているかのようで、差し込む光もまた幻想的です。
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■バラ、バラ、そしてバラ
視界全面に広がるバラ畑です。人生でこれだけの数のバラをみたのは初めてです。
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■赤いバラ
バラの定番色といえば、やはり「赤」でしょう。
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■黄色いバラ
今回も下手な鉄砲理論で、かなり枚数をデジカメにおさめてきましたが、その中の自信作です。あざやかな黄色が美しいですね。
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Ndidフォトギャラリー(現在3200枚を掲載中)は、こちらです。

JDパワーアジア・パシフィックが8日発表した2006年の米国新車初期品質調査によると、ブランド別では「ポルシェ」が1位(不具合指摘件数91)となり、昨年まで11年連続でトップにつけていたトヨタ自動車の「レクサス」(同93)は僅差で2位に後退した。

3位は韓国の現代自動車(ヒュンダイ)で初めてベスト3に入った。以下4位トヨタ、5位ジャガー、6位ホンダの順。セグメント別では19部門のうち、トヨタ(レクサス含む)が11部門でトップとなり、他社を圧倒している。

調査は新車購入後90日間の100台当たりの不具合指摘をカウントするもので、06年モデルを購入した6万3607人から回答を得た。今回から「製造不具合」と「設計不具合」に調査方法を分け、調査項目数も昨年までの135項目から217項目に拡大した。

品質のトヨタが最上級&最高品質セグメントとして、展開するレクサスが12年振りにトップを譲ったようです。ポルシェがトップになったようですが、部門別ではトヨタ・レクサスブランドが圧倒的な強さをみせているようで、品質のトヨタは健在です。

驚くに?、韓国の現代自動車がベスト3に入ったようで、躍進が続いているようです。極まれにですが、最近は国内でも現代自動車の車両を目にすることもありますね。何だこの車は?と思うと現代自動車だったりします。実際のところ、どんな車なのでしょうか?周りに乗っている人もなく、初ドライブはまだまだ先になりそうです。。。

投資ファンド「村上ファンド」によるニッポン放送株の不正取引疑惑で、東京地検特捜部は5日午後、ライブドアが同放送株を大量取得する方針を決定したと2004年11月に知ったうえで、公表前に同株約193万株を購入したとして、同ファンド代表、村上世彰容疑者(46)を証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕した。不正購入した株を高値で売却し、約30億円の利益を得ていたという。

村上容疑者は同日午前の記者会見で容疑を認め「ライブドアが買い進めると聞いてしまった。もうけようとしたわけではない」などと釈明したが、特捜部は村上容疑者側がライブドアに同放送の経営権取得を促し利ざやを稼ぐ目的があったとして、逮捕に踏み切った。

特捜部は同日午後、証券取引等監視委員会と合同で、東京・六本木ヒルズの同ファンド事務所や村上容疑者の自宅など関係先約10カ所を家宅捜索した。同ファンド幹部らは事実関係を認めていることなどから逮捕を見送り、在宅で調べを続ける方針。(6/6@日本経済新聞)

事情聴取するとの東京地検の見解から、早くも逮捕に至ったようです。村上氏も記者会見にて、容疑の一部を認めているようですので、当然の流れかもしれません。

但し、海外のプレスでは、違法性というよりも保守的な日本文化に合致せず、見せしめ感が否めないとの見解もあるようです。確かに違法は違法ですが、極めてグレーな領域をネタに逮捕しているようにも思えます。さて、村上ファンドが大株主を担う企業への株価、経済への影響はどうなるのでしょうか?

それにしも、「物言う株主」である同氏もこの状況では、「素直」な会見のようでしたが、この先を見越した高感度UPを図ったのでしょうかね?

夏の風物詩、花火の季節が始まりました。名古屋の近隣に位置する西枇杷島町のお祭りに行ってきました。(6/3)

■西枇杷島のお祭り
西枇杷島(西枇杷島・清洲町・新川町が合併し「清洲市」へ)は、江戸時代に名古屋の台所を担う青果市場としてさかえた町です。そして、尾張西枇杷島まつりは、「花火の上がる」・「山車が出る」お祭りで、尾張地方で一番早い打ち上げ花火と言われています。。。
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■山車
このお祭りのもう一つの主役が、200年を超える「山車からくり」です。山車は、東西一本の道を通るのですが、露天商が軒を出していて、ここを通れるのかと思える細い道を引き回されます。
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■花火
庄内川の河川敷で花火が打ち明けられています。6月は梅雨の月ですが、天気も上々で今年最初の華やかな打ち上げ花火が見られました。
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夏が来ます。花火を見にお出かけしてみはいかがでしょう。。。



ニッポン放送株の売買を巡り、村上世彰代表(46)が率いる投資ファンド(村上ファンド)が不透明な取引を行ったとされる疑惑で、東京地検特捜部は2日、村上代表本人から近く事情を聴く方針を固めたもようだ。特捜部は、証券取引法違反(インサイダー取引)の疑いもあるとみており、一連の株取引の詳しい経緯について説明を求めるとみられる。

これまでに特捜部は、同ファンドの取引履歴など関連資料の任意提出を受けたほか、同ファンド関係者らから幅広く事情を聴取。不明朗な株取引の全容を解明するには、取引方針を最終決定していた村上代表自身に、違法性の有無などの認識を確認することが不可欠と判断したもようだ。(6/2@日本経済新聞)

村上ファンドの村上氏にも、疑いが向けられているようです。阪急株の渦中にあり、注目されている中での聴取ということで、相当な確信が地検にはあるものと推測されますが、実際のところはどうなのでしょうか?
インサイダーの定義も不明瞭な点が多く、法律のグレーゾーンをついた金儲けを許さないという、見せしめ感があるように思えます。

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