トヨタ、来春にもエタノール車・ハイブリッドも拡充

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トヨタ自動車は13日、植物原料のエタノールで走る乗用車の投入など環境車戦略を発表した。エタノール車は来春にもブラジルで発売し、米国での販売も検討する。ハイブリッド車も2010年代初めをメドに現在の7車種から倍増。欧米勢に後れを取っていたエタノール車に取り組むとともに、先行するハイブリッド車を強化し、環境技術を武器にした販売拡大策を鮮明にする。

開発するエタノール車はサトウキビなどから作るアルコールの一種のエタノールとガソリンの両方を燃料にし、エタノールだけでも走行することができる。ブラジルで生産する小型車「カローラ」にエタノール車を設定する案が有力。エタノールの特性に合わせた燃焼制御技術などを開発する。

サトウキビ産地のブラジルではエタノールの価格がガソリンより安く、05年の新車販売台数百70万の過半がエタノール対応車。米国でも政府が原油依存度を下げるためにエタノール使用を増やす方針を打ち出し、米ゼネラル・モーターズ(GM)は07年に北米で約40万台のエタノール車を販売する計画だ。(6/13@日本経済新聞)

自動車の次世代燃焼として、燃料電池車両や水素エンジンの燃料源に「水素」がありますが、車両開発よりも、インフラ(水素スタンド)の整備が課題とされているようです。その中で、中期的な燃料としてエタノールが注目されているようで、王者トヨタの戦略発表にも登場したようです。

環境問題は言うに及ばず、自動車産業の最重要問題でありますが、昨今の原油高騰による、お財布への影響も甚大です。エタノールならば、既存のガソリンスタンド転用により、インフラ整備もわりと容易と思われますね。実際の「走り」はどの程度なのか興味深いですが、最近のハイブリッド車がそうであるように、意外に早く浸透するかもしれません。

日本で、エタノール車両を目にするのは、まだ先になりそうですが、脅威の燃費?を誇るロータリーオーナーとしては、燃費(ランニングコスト)には注目がわきます。。。

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このページは、Ndidが2006年6月13日 23:59に書いたブログ記事です。

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