村上代表を逮捕・インサイダー取引容疑で東京地検

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投資ファンド「村上ファンド」によるニッポン放送株の不正取引疑惑で、東京地検特捜部は5日午後、ライブドアが同放送株を大量取得する方針を決定したと2004年11月に知ったうえで、公表前に同株約193万株を購入したとして、同ファンド代表、村上世彰容疑者(46)を証券取引法違反(インサイダー取引)容疑で逮捕した。不正購入した株を高値で売却し、約30億円の利益を得ていたという。

村上容疑者は同日午前の記者会見で容疑を認め「ライブドアが買い進めると聞いてしまった。もうけようとしたわけではない」などと釈明したが、特捜部は村上容疑者側がライブドアに同放送の経営権取得を促し利ざやを稼ぐ目的があったとして、逮捕に踏み切った。

特捜部は同日午後、証券取引等監視委員会と合同で、東京・六本木ヒルズの同ファンド事務所や村上容疑者の自宅など関係先約10カ所を家宅捜索した。同ファンド幹部らは事実関係を認めていることなどから逮捕を見送り、在宅で調べを続ける方針。(6/6@日本経済新聞)

事情聴取するとの東京地検の見解から、早くも逮捕に至ったようです。村上氏も記者会見にて、容疑の一部を認めているようですので、当然の流れかもしれません。

但し、海外のプレスでは、違法性というよりも保守的な日本文化に合致せず、見せしめ感が否めないとの見解もあるようです。確かに違法は違法ですが、極めてグレーな領域をネタに逮捕しているようにも思えます。さて、村上ファンドが大株主を担う企業への株価、経済への影響はどうなるのでしょうか?

それにしも、「物言う株主」である同氏もこの状況では、「素直」な会見のようでしたが、この先を見越した高感度UPを図ったのでしょうかね?

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このページは、Ndidが2006年6月 5日 23:59に書いたブログ記事です。

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