ライブドアグループの証券取引法違反事件で同社の株価が急落したことを巡って、大株主だったフジテレビジョンは29日までに「出資の際、正しい情報を知らされていなかった」として、株価下落による損失約345億円の賠償を求める催告書をライブドアに送った。
フジは3月中旬、保有のライブドア株全株をUSENの宇野康秀社長へ95億円で売却した。賠償額は取得額とその売却額の差にあたる。(朝日新聞)
フジテレビとしては、時間外取引で親会社の株を買い進められ、「寝耳に水」で幕を明けた一件が、今度は、ライブドアの粉飾決済による株価暴落で大損と、散々なようです。(企業規模からすれば、それほどの痛手とも思えませんが。。。)
フジテレビが損害賠償を求めたくなる気持ちもわかりますが、「出資の際、正しい情報を知らされていなかった」とは如何なものでしょうかね。形式上は「出資」だったのですが、実際には「取引」だったわけで、一般的な株主(投資家)が企業に対して権利主張するのとは、ちょっと意味が違うように思います。
正直なところ、首脳陣には、「あの一件で、やりたい放題されたから、そのお返し!」みたいなのもあるのかな。。。
コメントする