オゾンホール、2050年にふさがる? 国立環境研など予測

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宇宙からの紫外線を防ぐオゾン層が破壊されて発生する穴「オゾンホール」は現在が最大規模で、今世紀半ばには、ほぼふさがるというコンピューター上の予測結果を、国立環境研究所と東大気候システム研究センターが19日発表した。オゾン層を破壊するフロンなどの生産や使用を国際的に規制している効果という。

予測結果によると、2010年代半ばまで大規模なオゾンホールが相次ぐが、20年代に入ると穴は縮小を開始。50年ころには、人類のフロン排出によってオゾンホールが拡大を始めた1980年ころより前の大きさまで小さくなり、ほぼ消失する。同研究所が02年に予測した消失時期より10年遅くなった。

南極上空にあるオゾンホールの面積は現在、南極大陸の約2倍に広がっている。穴が拡大して地表に強い紫外線が降り注ぐと、人体には皮膚がんなどの悪影響が出るため、各国は代替物質への転換などを進めている。 (5/19@日本経済新聞)

今では常識となった「環境問題」ですが、注目される発端がフロンガスによる「オゾン層」の破壊だったのではないでしょうか?これも、世界レベルでの規制と環境意識の向上により、2050年頃に回復するとの予測がでたようです。コンピュータによるシミュレーション結果なので、時期の信頼性は?ですが、着実に回復に向かっているようで、幾分、達成感に似た嬉しさがありますね。

大事なことは、今のレベルで回復するのだから、このまま続ければ悪化しないと、短絡的に考えないことでしょう。オゾン層は環境問題の起点でしたが、他にもCO2排出等の課題は山積していますので。「今」だけでなく、「将来」をどれだけ意識すかが重要ですが、今を生きる人間にはなかなか難しいからこそ、常に忘れないことが、第一歩と思います。

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このページは、Ndidが2006年5月19日 23:59に書いたブログ記事です。

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