HIV感染、インドで570万人・国連報告書

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エイズウイルス(HIV)感染者はインドが最多――。国連合同エイズ計画(UNAIDS)が30日公表した報告書で、インドの感染者数が2005年末に570万人に達し、南アフリカの550万人を抜いたことが分かった。 報告書は2年ごとに作成。今回、インドの感染者は03年から40万人増となった。ただ、10億超の人口を擁するインドの感染率(成人)は0.9%にとどまり、南アの18.8%を大幅に下回っている。

世界全体の感染者は05年末で3860万人。うち同年の新規感染者は前回調査時の03年に比べ減少、410万人だった。啓発活動の広がりで「感染拡大のピークは過ぎた」(UNAIDS)。05年の死者は280万人で03年に比べ10万人減った。1981年のエイズウイルス確認後の感染者は累計で6500万人、死者は2500万人を突破した。 (5/31@日本経済新聞)

HIVの猛威も数字で示されると、改めて脅威を感じずにはいられません。「感染拡大のピークは過ぎた」とのレポートもあるようですが、絶対数が増加する以上、増加率が低下しても、感染者数が増加することに変わりはないでしょう。

それにしても、感染率がインド0.9%、南ア18.8%とは冷静にすごい率です。日常生活で接する人数を頭で描いて、この率を適用してみると、HIVの脅威を感じずにはいられませんね。いち早い、特効薬(ワクチン)の開発と浸透を待つばかりです。いつかは、医者から「ただのHIVですよ。良かったですね」と言われる時代がくるのでしょうか。。。

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このページは、Ndidが2006年5月31日 23:59に書いたブログ記事です。

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