地下鉄オーバーラン:運転士が席離れ2分無人走行

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名古屋市営地下鉄の鶴舞線で今月7日、男性運転士(34)が始発の上小田井駅(同市西区)の待機線からホームに入る途中に運転席を離れ、無人のまま約2分間走行していたことが12日、分かった。6両目にいた車掌が異常に気付き、非常ブレーキを掛けて停車させるまで列車は約300メートル進み、ホームの停止線を35メートルオーバーランした。

国土交通省中部運輸局は同日、警告文書を市交通局に提出。市は運転士を当面、乗務停止にするとともに、懲戒処分を検討している。市交通局によると、運転士は7日午後2時41分ごろ、同駅始発の赤池行きの地下鉄(6両)に乗車。時速15キロで運転中、1両目の一般座席に置き忘れた手袋を取りに行くため、運転席を離れた。車体の揺れで運転席のドアが閉まり、ロックがかかったため運転席に戻れなかったという。始発前で乗客はいなかった。(5/12@毎日新聞)

始発前の乗客がいない状況でのことですが、運転手が運行中に運転から離れていては、洒落になりませんね。客が乗る前に・・・という考えがあったのかもしれませんが、乗り物が乗り物だけに何か起きれば、一大事になったに違いありません。運転手の方の年齢から、新人ではなさそうですので、電車の運転が日常化したことでの惰性に依るのでしょう。

人間誰しも、良くも悪くも「慣れ」があるわけですが、このような危険性・重大さが麻痺するような「慣れ」は許されません。さておき、電車の運転席の扉は振動感知で自動ロックがかかるようですが、これは何のためなのでしょうか???セキュリティ?

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このページは、Ndidが2006年5月12日 22:36に書いたブログ記事です。

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