[試乗]BMW E91 320i ツーリング M-Sports Package

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さあ、夏休みです。
今年の夏休みは、さほどの遠出の予定も無く、「横浜観光」ぐらい?です。
ひょんなことから、BMW 320iツーリング(E91) M-Sports Packageに試乗することができましたので紹介します。
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■愛車BMW 318is メンテナンス(フロントブレーキ)
さて、夏休みに向け、愛車BMW318is(最近、RX-7の登場は激減していますがまだ所有中)のブレーキパッドを交換にディーラーに行ってきました。
欧州車の場合、ブレーキパッドとロータディスクをセットで交換するのが、一般なので結構の出費です。
国産車とは、ブレーキの考え方が違い、ブレーキロータも削りながら、ブレーキングするのでこうなうようです。ドイツのアウトバーンなどで超高速走行時のブレーキ性能を確保するための、日本車との文化の違いでしょう・・・。国産車でロータ交換って普通はしませんよね。

そんなわけで、在庫を確認して、いざBMWディーラへ。
通常のBMWディーラの場合、パーツを交換を頼むと、パーツセンターから、取り寄せに2−3日かかるようですが、この待ち時間が嫌なので、パーツセンターを持っているディーラに行くことにしています。
ま、そのためにわざわざ、名古屋市から小牧市まで高速道路を使っていくので勿体ないのですが。

BMWディーラに到着後、すぐにメンテナンスに入ってもらいました。90分程度とのこと(事前の電話で確認したのと同じ)。連休前の最終稼動日でしたが、お客さんもすくなく、わりとスムースな対応です。
ディーラの近所に時間をつぶせる場所もなく、展示車をみたり、併設のアプロブドカー(BMW認定中古車)を眺めていましたが、ディーラーの90分で結構長いですよね。

■BMW試乗車
そんな中、1台の青色のBMWが駐車場に入ってきて、降車した人とディーラの店員の方が会話しながら、店内に入ってきました。会話から、どうやら試乗しにきたお客さんのようで、その後、どのように話が進んだのかはわかりませんが、10分後にそのお客さんは自分の車で帰っていきました。
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暇つぶしがてら、試乗を観察に行くと、E91 320iツーリングのMスポーツパッケージのようです。
エンジンは4気筒 2000ccのバルブトロニック、最高出力150馬力のようで、ディーラー内に同じ展示車がありましたので、そこでチェックしました。

私の318isも4気筒、排気量は1900cc、BMWの伝家の宝刀「バルブトロニック」には乗ったことが無く、どんなものか興味津々。横幅が181cm、車重1500kgオーバーということで、このボディーを加速させられるのか?などと疑問がわき、さらに興味津々。
試乗車の中に張り紙?があり、「ETC搭載・返却時にはハイオク満タンをお願いします」とある。気づくと、店内にも「試乗キャンペーン実施中」と広告があり、通常の試乗とは違い、2−3日貸し出すの、体感してみてください 的なキャンペーンなのか・・・?最後まで、疑問は解決しませんでしたが。

さて、318isのメンテナンスも後1時間はかかりそうなので、だめもとで女性の店員の方に、「あの試乗車にの乗ることってできますか?」と一言。「メンテナンス待ちのひやかしなので、出来ればで良いですが」と言おうとすると、店員さんが「確認いたしますので少々お待ちください」と消えていった。
すぐに戻ってきて、「可能です。ただ、今、返却されたばかりですので、自動車のチェックが必要なため、2−3分お待たせいたしますが宜しいでしょうか?」と。輸入車のディーラの方は丁寧な対応ですばらしいですが、2−3分でそこまで恐縮しないでもと思いつつ、「お願いします」と一言。

なんやら、メカニックの人たちがボンネットの中をみたりして、「おまたせ致しました、準備ができました」と。突発での試乗のお願いにもかかわらず、ちゃんと点検して最高の状態を試乗してもらいたいと思わせるBMWの対応はすばらしい!

BMWの試乗は、以前に他のディーラでしたこともあり、店員が同乗するわけでもなく、30分ぐらい気楽に走らせてきて下さいと言われたことがある。国産ディーラだと、普通は店員も同乗しますよね。
そんな過去の経験もあり、やはりBMWの走りを体感するためには、高速道路でしょと思い、店員さんに「高速道路をはしってきも良いですか」と確認。確認の本当の意味は、ETCカードがメンテナンス中の318isの中なので取り出したいと言うことだったのですが、店員さんは「少々お待ちください」と言って、BMWのETCカード(試乗車用?)を持ってきてくれちゃいました。そういうつもりまでは無かったのですが・・・。

「自由にお使い下さい。どこどこ方面はこの時間混んでいますので、こちらの方向がすいています」と丁寧に教えてくれました。乗った際、「返却時にハイオク満タン」の張り紙について確認すると、理由はわかりませんでしたが、「給油は不要ですので、そのままご返却下さい」と。
一応、BMWオーナーなので、特権だったのか?よくわからず、試乗開始。

■E91 320i ツーリング M-Sports Package
車両情報はこんな感じです。。。

エンジン:
 型式:N46B20B(直列4気筒DOHC) バルブトロニック
 総排気量:1995cc
 最高出力:150ps(110kw)/6200rpm
 最大トルク: 20.4kg・m(200N・m)/3600rpm
車両重量:1540kg
乗車定員:5名
全長×全幅×全高 :4525×1815×1435mm
燃料消費率(10/15モード走行):11.4km/L
駆動方式 :FR
トランスミッション:6AT (ステップトロニック)
価格:479万円
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車両全幅:1815mmは大きいですね。トヨタのクラウンが1780mm、マジェスタでも1795mmなのでそれ以上。現行のE90系はこれぐらいあるようです。車重もクラウン3000ccとほぼ同レベル。
果たして、このボディーサイズに2000ccエンジンの走りはいかに・・・?

■ドライビング インプレッション
走行ルート:
 高速道路:約40�q、一般道路:10�q 計:50�q

さすが、BMW!高速走行は抜群の安定性です。直線での安定性・安心感は勿論、レーンチェンジもスパッときまります。この車重でも、もたつき感は皆無でダイレクト感が心地よいです。
ディーラーさんからお借りした大事な試乗車なので、無茶な運転はしていませんが(ぶつけて、弁償なんて言われても無理ですから・・・)、少々不自然な高速コナーからのブレーキングでも挙動は安定しています。多少、リアーが鳴いてカウンターが必要になるかな?的な速度領域でも、ドライバーを神経質にすることはありません。M-Sports Packageのサスペンションとタイヤの恩恵が相当あると思いますが、実にGOODです。足は固めになっていますが、硬すぎで不快とは感じません(私には)。
街乗りでのしなやな足回り(乗り心地の確保)と、高速での安心感は、BMWの真骨頂です。

さて、エンジンパワーは、と言えば。絶対的な圧倒的なパワーには至りませんが。必要十分なパワーがあります。高速道路での合流や、追い越しレーンへの加速などで、不満を感じることはありません。
BMWの「M」がエンジンを意味するように、一際エンジンにこだわりをみせていることは有名ですが、バルブトロニックの恩恵か、エンジンの吹き上がりはツーリングモデルでも健在です。NA(ナチュラルアスピレーション)の持つ元来のレスポンスの良さにバルブトロニックが付いていれば文句がでるはずもありません。エンジン音も静か(好みはありますが・・・)、言われなければ4気筒エンジンだとは、気づかない程のスムースさがあります。

突筆するは、トランスミッションで、6速ATのステップトロニックです。
マニュアルモードでの、シフトチェンジでのレスポンスの良さ・シフトショックの少なさは驚愕です。
意のままに、シフトアップ・シフトダウンを遅れなくこなします。
最近の自動車のATをあまり乗っていない事はありますが、この完成度にはただ驚きです。下手なドライバーのMT操作より、迅速で安心感があります。

エンジンの軽快さと、トランスミッションのダイレクト感が合わさり、期待を裏切らないBMWの足回りが重なれば、GOODとなるのも当然でしょうね。

今回は短距離の試乗につき、燃費を確認できていませんが、パフォーマンス(走行性能)においては、BMW伝統のすばらしさが見られました。

他には、パワーシートも完備(あたりまえ?)で快適、リアシートにも不満はありません(知人の運転でリアシートにも乗ってみました)。ラッケジスペースに関しては、使い方で満足度は異なりますが、少なくとも私には十分確保されています。

圧倒的な速さはありませんが、安心感と快適なドライビングには、「駆け抜ける喜び」が具現化されています。「速さ」を追求するなら、より排気量の大きいグレードを選べば得られるでしょう(想像です)。
が、このエンジンパワーを使いこなせるトランスミッション・ボディー剛性・足回りのトータル性でGOODな車でした。
エンジン排気量からすれば、国産車と比較して400万円オーバーは高いと思われますが、走らせれば納得のプライスではないでしょうか。


■試乗車返却と318isメンテナンス完
さて、BMWディーラに凱旋です。
「いかがでしたか?」と聞かれたどう応えようかなと考えつつ戻ってきました。セールス的な話をされても困る、が、とても良い車なのは真実、などと思いながら、店員さんの最初の第一声は「お疲れまでした。メンテナンス完了しています。」と、試乗車のことは何も聞かれず・・・。
メンテナンスの清算をしていると、試乗車を片付ける店員さんの姿がありました。
特に車をチェックするでもなく、そのまま移動させていました。戻ってきてすぐに、傷つけてねーだろーな的にチェックされると感じ悪いですが、そのようなこともなく移動させています。その後、見えないところでチェックしたのでしょうね。。。(勿論、無傷で返却していますよ!)
ディーラの夏季連休前の最終日の19時にもかかわらず、すばらしい対応でした。お見事BMWブランド!

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このブログ記事について

このページは、Ndidが2007年8月12日 23:59に書いたブログ記事です。

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