【インプレッション】トヨタ VOXY(ヴォクシー)

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トヨタ自動車のVOXY(2.0X)の試乗インプレッションです。
レンタカーを借りて、名古屋から神奈川県 箱根までの往復 712km を走ってきました。高速道路 500km、下道 210kmを走行した新型VOXYの感想です。

車両は、なんと走行48kmで車両登録から6日目のド新車VOXYです。
レンタカーは数々借りてきましたが、完璧な新車は初めてです。
エンジン・CVTからタイヤに至るまで、新品で慣らしも終えていない状態でスタートしました。久方ぶりの、新車の香りです、借用の際、ショップの方が車内のビニール類を剥していたので、始めは何してんの?でしたが、すぐに理由は判明しました。新車です。
さて、気になる燃費ですが、基本 大人6人+旅行荷物で走って、11.4km/Lとかなり良い燃費でした。高速道路がメインでしたが、タイヤを含め慣らし完了前だっとことと車重1550kgを考慮するとすばらしいと思います。
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■大人6人 箱根の旅
大人6人で箱根へ旅行に行くことになりました。が、私のRX-7・BMW318isに6人乗れるはずもなく、周りにも大人6人の長距離移動ができそうな車は無し。2台で分散して移動という手もありますが、やはり旅の醍醐味としては、みんな一緒でないと。。。というわけで、レンタカー探索開始です。
6人となるとミニバンとなりますが、この手の類の車にはめっぽう弱いのです。まず、2008年ミニバン購入ガイドなる本を購入して情報収集。
レンタカー借りるために、こんな本を買う人って日本に何人いるのか。。。
ふむふむ、レンタカー代を考え高級車両を除外すると該当は、トヨタ ノアボク・ホンダ ステップワゴン・日産 セレナぐらい。
本から得られるのは切っ掛け、ということで、格メーカのディーラに現物を見に行きました。(ディーラの方、完全に冷やかしでごめんなさい)
試乗を進められることもありましたが、さすがに遠慮して、展示車両をチェック。
セレナは室内空間広々、ステップワゴンはスポーティ、ノアボクは堅実、というのが印象ですが、さすが絶好調ミニバンでメーカ問わず使い勝手はどれもGoodです。
結局、モデルチェンジが一番新しい、ノア・ボクの内でヴォクシーに決定。

今回、走行距離48kmのド新車が用意されていました。レンタカーってのは、ディラー試乗車あがり等かとずっと思っていましたが、これが間違いであることが分かりました。久方ぶりの、新車の香りです、借用の際、ショップの方が車内のビニール類を剥していたので、始めは何してんの?でしたが、すぐに理由は判明しました。新車です。
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■ノア・ヴォクシー 概要
最近、どこを走っていてもミニバンばかり、確固たるポジションを構築していますね。その中でも、ヴォクシー・ノア、セレナ、ステップワゴンなどの5ナンバーミニバンがダントツの売れ行きです。ヴォクシー・ノアはトータル台数では1万台/月以上を売り上げているベストセラーで、このクラスのナンバー1です。

2007年6月27日に、2代目に進化したヴォクシー(ネッツ店向け)およびノア(カローラ店向け)。初代が登場したのは2001年11月だから、約5年半ぶりのフルモデルチェンジ。売れ行き絶好調なので、2代目がキープコンセプトとなるのは当然の流れでしょう。プラットフォームの基本部分は踏襲しつつ、着座位置やステップ高を下げて乗り降りを楽にしたり、サードシートの跳ね上げをバネでワンタッチ化するなど、主に使い勝手の面で改良されています。
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■エクステリアデザイン (外観)
シンプルな面とダイナミックなカットが特徴で、デザイン的にも若々しい。ノアとのデザイン上の大きな違いはヘッドランプとウィンカーを分けています。また、さらにエクステリアには標準とエアロの2種類があり、エアロは前後のバンパーとサイドフレア、リアスポイラーが装着されてスポーティさを強調、今回は標準仕様です。最初は少々違和感もありましたが、不思議となかなか良いと感じてきます。
ヴォクシーには3列シートの7人乗りと8人乗り、それに2列シート5人乗りがあり、3列目シートはワンタッチで横に跳ね上げられ、女性でも簡単に格納出来て便利です。
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■エンジン
新開発の2リッター直4「3ZR-FE」+CVT(無段変速機)を搭載。
エンジンの目玉は、上級グレード用エンジンの「3ZR-FAE」に採用された「バルブマチック(Valvematic)」です(158ps/6200rpm、20.0kgm/4400rpm 10・15モード燃費:14.2km/L)。モータ駆動でバルブリフトを連続可変させており、トヨタの最新技術が投入されています、今回は残念ながらベース仕様で付いていませんでした。
それでも、大人6人+箱根1泊旅行の荷物で、高速道路を走行しても不満はありません。その後、一人で高速走行して、やはり大人6人は重かったのだと気づく程度です。CVTとの協調でこれ十分と思わせれます。

種類 直列4気筒DOHC
エンジン形式 3ZR-FE
過給器 なし
総排気量 1986cc
使用燃料 レギュラー
燃料タンク容量 60L
最高出力 143ps(105kw)/5600rpm
最大トルク 19.8kg・m(194N・m)/3900rpm
パワーウェイトレシオ 11kg/ps
燃料消費率(10/15モード走行) 13.4km/L
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■インパネ
インテリアの質感はトヨタらしく上品で、シンプルですが飽きのこないデザインで好感です。
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■室内
高い全高のおかげで室内足元、頭上のゆとりは充分。 運転席周りにはこと細かく収納スペースが配置されています。始め、ちょっとシートが硬いかなと思いましたが、長距離・高速道路走行を、数時間連続でドライブしましたが、腰が痛くなるようなこともなくシートの着座感や快適性も良好でした。
2列目中央席は折り畳み式で、おまけの感じがありますが、7人以上で乗ることなので日常でまずありませんので、あるだけお徳です。足もとや頭上の余裕は、やはりトールタイプ・ミニバンの強みで、ゆとり充分です。それにしもて、5ナンバーとは思えない室内空間で驚きです。
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■3列シート
3列目も法規上は3人掛けですが、実用では大人は2名が限界。でも2人なら以外なほど快適です。
サードシートの乗り降りはセカンドシート中央から、と、セカンドシートの背もたれを倒してやるかですが、前のやり方でも十分に乗り込み可能です。
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■総評
大人6人で快適に移動でき、価格も実にリーズナブル、ミニバンが爆発的に売れる理由がわかりました。エンジンも2Lとボディーサイズに対して、非力かと思いましたが、最近のCVTは実に素晴らしく車両としての動力性能も十分で、シートポジションも高く運転も実にし易いです。速度感がないので、はじめは緊張しましたが、単に慣れの問題です。
これで、全てを十分に満たせ、実に満足感が高いのです。
ただ、広大な室内空間と引き換えに、重心が」高く、横風やコーナリングでの安定感が乏しくなるなります(当然ですが、)。でも、「快適に皆で移動」が命題のミニバンでは特に気になりません。それにしても、燃費11.4km/Lは立派です、RX-7は勿論、ほぼ一人乗りのBMW318isでも見たことのない燃費です。

■試乗車 (2.0X)
発売年月 :2007年6月
標準車両本体価格 :203.7万円
駆動方式 :FF
トランスミッション :CVT
全長×全幅×全高 :4565×1695×1850mm
車両重量 1550kg
乗車定員 8名
タイヤ 195/65R15
ブレーキシステム(前) Vディスク式
ブレーキシステム(後) ドラム式
サスペンション(前) ストラット式
サスペンション(後) トーションビーム式


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このブログ記事について

このページは、Ndidが2008年4月27日 23:59に書いたブログ記事です。

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