トヨタ自動車の『プリウス』の試乗インプレッションです。
今回、レンタカーを借りて、名古屋から京都までの往復 412kmを走行した新型プリウスの感想です。
気になる燃費は、大人4人で高速道路7割の走行で24.0km/Lと、かなりの高燃費でした。
■プリウスとは (概要)
プリウスとは、トヨタ自動車が1997年に発売を開始した世界初の量産ハイブリッド専用車です。
初代:1997年~、二代目:2003年~、そして今回の3代目は2009年~のモデルです。
時は不景気真っ只中、「エコカー減税政策」に後押しされて、一ヶ月で目標受注10000台の18倍を受注 と驚異的な受注を獲得。
■3代目 プリウス
初代プリウスから2代目プリウスの時のような、「劇的な進化」は感じませんでしたが、「確かな熟成」という感じで、全てが確実に進化しています。
・エンジン排気量が1.8Lへアップ
3代目プリウスは、従来1.5リッターだったエンジンを1.8リッターに拡大し、モーター出力も50kWから60kWに増強、駆動系にリダクションギア機構を採用と動力面が相当パワーアップしています。
正味出力では、2代目110馬力から134馬力へ、2代目でも高速走行でパワー不足を感じることはありまえんでしたが、3代目はちょっぴりパワフルになったことが感じ取れます。
■フォルム
車体中央あたりをピークとした緩やかなルーフラインを持つ、5ドアハッチバックの基本フォルムは先代から踏襲。
斬新なヘッドランプやショルダーの個性の強いフロントマスク、CD値0.25と空力抵抗はさすが。
トヨタマークはHV車両を示す、ブルーデザインに。
ちなみにボディサイズは、ホイールベースと全高が先代と変わらず、全長が+15mm、全幅が+20mmと少しずつ拡大され、リアシートの広々感が増しているそうね。
■燃費
今回のインプレッションは、京都日帰り観光で、総走行距離:412kmで平均燃費24.0km/Lでした。
24.0km/Lが満タン法で、ディスプレイに表示された燃費は22.2km/L、普通、ディスプレイ表示は実年費+α かなと思うのですが逆です。意図的な作戦か、偶然かは不明です。
高速道路がメインでしたが、大人4人を乗せて、22km/L超えはすばらしいです。
先代(2代目プリウス)に対して、燃費が大幅向上とは感じませんでしたが、ボディーサイズ拡大+排気量拡大させたことで「車」としての確かなレベルUPが図られているのに、燃費は従来並+αはすごいです。
3台目プリウスのHV技術で「燃費の値」だけを狙うなら、もっとすごい数値を出すことができたに違いありませんが、あえて、「車」としてのレベルUP達成していることに感服です。
■コストパフォーマンス
今回の車両は、「Sグレード」という中間グレードで約220万円。すばらしいコストパフォーマンス、これに加えて減税措置+エコカー補助があれば、買い得間違いなしです。売れるわけです。
ちなみに、廉価グレードの「Lグレード」は約205万円と激安。但し、オーディオレスだったりで、15万円UPの「Sグレード」の方が実用性を考えるとお奨めな気がします。
これににて、3代目プリウスの試乗インプレッションは終了です。
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